上州随筆俳句

 長くアマ無線をやってきましたが、一昨年、電信愛好家のためにパソコンによる電信自動送信装置「CWBOARDKK」を作りました。
 本ブログには、アマ無線の活動及び古稀世代の色々な方面について、感じたままの随筆と俳句が書いてあります。
 

電柱のヒューズをご存じですか

 先日、プリンターのスイッチを入れた途端、部屋の電気が消えた。二階の照明は全て消えたが、一階に降りると冷蔵庫の電気は来ている。大きなプリンターなのでサージで切れたのかと思い、ブレーカーを見たが、どのブレーカーも落ちていない。さてこれは?
 いくら考えても原因は分からない。ショート、漏電ならばブレーカーは必ず落ちるはずである。アマチュア無線家だから、100Vの配線位は簡単に分かると思っていたが、そうでは無かった。
 仕方ないので、近くの電気工事店に電話した。1時間ほどしてやってきたのは80歳位のお爺さんだった。大丈夫かなと思ったがテスターで配電盤をチェックすると、すぐに言った。電柱のヒューズが切れてます。
 多少とも電気には詳しいと自負していたが、電柱のヒューズは知らなかった。各戸の引き込み線には全てヒューズが付いていると言う。それでブレーカーが落ちる前にヒューズが切れることがあると言う。
 ははあ、それで配電盤にテスターを当てて、引き込み線の電圧を測ったのだなと分かった。それがゼロだったので、電柱のヒューズが切れたと判断した訳である。
 携帯を取りだすと、お爺さんは玄関先から東電に電話をした。すると、それほど時間が経たない内に、若い元気な東電の修理係が二人来た。二人で電柱の上の方を暫く見ていたが、やがて一人がするすると電柱をよじ登っていった。まるで、猿の木登りのようであった。見ている間にヒューズを交換してくれた。
 電柱から下りて来た若い工事士は、ヒューズは古くなるとよく切れます、と言った。なるほどそう言うことか。単相のプラスマイナス100Vで二本のヒューズがあって、その片方だけが切れたという。それで一階だけは電気が来ていたわけだ。
「電柱に登るのは怖くありませんか」
「毎日登ってますから、もう怖くは無いです」
 腕が丸太ん棒のように太い。毎日登っていれば、太くなる訳だと納得した。
 お爺さんが帰った後、それにしても餅は餅屋だと痛感した。
   
    
     俳句

主無き 屋敷の庭に 落ち葉舞う

過ぎし日の 想いや巡る 平地かな

梅林の 彼方の道に 人影や

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