上州随筆俳句

 長くアマ無線をやってきましたが、一昨年、電信愛好家のためにパソコンによる電信自動送信装置「CWBOARDKK」を作りました。
 本ブログには、アマ無線の活動及び古稀世代の色々な方面について、感じたままの随筆と俳句が書いてあります。
 

朝飯異聞

 朝飯の後、少しテレビを見てたら、浮気した女性歌手の会見が画面に出て来た。
 浮気女は50代後半らしい。
 どうぞ、貴方のお好きにと、テレビのスイッチを切った。
 その歌手の事は全く知らないから、何の興味も無い。
 途中、旦那も出て来て、寝取られ男の体面を何とか保とうと、神妙な面持ちである。
 寝取られ男とは、何と情けない事か。
 何はともあれ、男も女も浮気はするもの、である。 
 元気な男であれば、一生のうちに、大体100%、浮気をする筈である。
 例え、結婚した女が、美人で聡明で性格良好で、かつ史上稀な名器であっても、男と言うのは、浮気をする、のだ。
 どうして?と問う前に、ともかく、男は、雄だからである。
 それは、古今東西の歴史が証明している。
 ところで、浮気は、人間心理の微妙な現象だから、そこに、人間の深層心理が垣間見えるという事で、人間研究の有力な場面となるから、昔から、小説で競って扱われた。
 有名な漱石の小説も、大半、そうである。
 さて、男の浮気は、雄としての本能に駆り立てられてやるのが、殆どある。
 それも、存在感の薄い個人的持ち物を、あちこちで、使用では無く、試用するだけだから、普通は、重大な結果を招く事は無い。
 ただし、浮気の原因が、妻に対する、積年の、重大な不満であれば、それは浮気では無いから、将来、重大な決定に繋がるだろう。
 即ち、その場合は、離婚か、別居する事になるだろう。
 元々、男は、家庭という基地を持ちながら、外を浮気で飛び回る動物なのである。
 要するに、基地には、自分の後継者、子どもが居るからである。
 その基地を壊す気になるのは、余程の場合以外は、まず、有り得ない。 
 さて、女の浮気は、何なのか。
 私は男だから、女の浮気の詳細は分からない。
 ただ、これまでの人生行路で見て来た事から、考察すると、男とは、やや違うように思える。
「あの男とは、同じ部屋の空気を吸いたくないから、離婚したのよ」
 バツイチの女性の、この言葉は、今も褪せない記憶である。
 それほどまでも、元旦那の事を嫌いになるものか、と驚いたものだ。  
 どうやら、女は、気持ちと身体が一緒になって、行動するようだ。
 だから、浮気した男とのセックスが、極上ならば、もう女は、止まらないと思う。
 事実、女の浮気の方が、離婚に繋がる確率は高いように思う。
 今、話題になってる、国会議員の女性も、恐らく、この範疇なのだと思う。
 男も離婚したから、女も離婚して、まず、間違いなく、一緒になるだろう。
 余程、女の方が、男の〇〇〇を気に入ってしまった、ようですね。
 こうなると、もう止めようは、絶対に、ありません。
 対して、男の方は、浮気で、かなり好きな女に出逢っても、すぐに離婚とは考えない。 妻と愛人、二人の女とセックスをする事に、何の不都合も無いからだ。
 特に、支障が無ければ、死ぬまで、そのままで行っても、いい。
 愛人が何人居ても、特に、妻が離婚と主張しなければ、現状是認である。
 さて、朝のテレビ、あの浮気騒動は、女の方が当該者だから、これは、浮気相手の男のレベルで、今後の成り行きが決まる事になる。
 即ち、浮気相手の男が、女を狂わせる事の達人であれば、家庭の崩壊は、そう先の事では無いと思う。
 ただ、一寸見ただけだから、よく分からないが、仕事とも関係しているようだから、そうなると、話は、また別だ。
 いわゆる男と女の浮気では無くて、芸能界によくある、仕事を円滑に進める上での性的作業ならば、仕事が終われば、忽ち、朝霧の如く消えてしまうだろう。  
 映画監督と女優などは、仕事が欲しくて、セックスは日常茶飯の行動だった事は、引退した女優の回想にも、よく登場している。
 だから、80歳になった女優の回想録で、本人は真実をバラして、大ニュースになると思っただろうが、世間は、何も騒がなかった。
 そんなのは、とうの昔に、当たり前だと思って居たからだ。
 ある男優に至っては、「共演女優とやらなくて、どうするか」などと、叫んでいたと、週刊誌にあった。
 恐らく、こう言うからには、毎回、必ず共演女優を口説いて居たんだと思います。
 断れば、仕事もうまく行かなくなるから、女優さんは、ほんとうに大変だった事でしょう。
 この亡くなった有名男優は、私も好きだったから、まあ、名は秘しておきます。
 女優も男優も、目的は違うけど、同じ事をした、という事です。
 即ち、一般の人は、芸能界の、美しき虚像を見ている訳です。
 さて、どうにも堅い話でしたので、やや、お疲れと思います。
 我が師、青井が、ある時、
「女の背中を舐めてやると、女はとても喜ぶぞ」と言った。
 いい加減な話を言いやがって、と思い、その時は、笑い飛ばしたものだ。    
 ところが、ある時、なかなか興奮しない女がいた。
 行かず後家である。
 とにかく、行きそうで行かないから、もう疲れてしまい、厭になった。
 その時、青井の言葉を思い出したのだ。
 よしっと言う事で、俯けに寝かせた。
 それから、具体的に教わった訳で無いから、独創的に作業をした。
 そしたら、女は、忽ち、今まで見た事も無い程、ものすごく興奮し出したのだ。
 後は、一気に攻め立てて、完了となった。
 女の性感帯は全身である、とは、よく雑誌などで読んだ事はあったが、それは嘘だと思って居た。
 ところが、そうでは無かった。心底、驚いた。
 先人の言う所では、女性の身体は全身が楽器で、上手に弾きこなせば、何処までも、開発されると言う。
 残念ながら、私自身は、笛とギターが、やっとで、女性を上手く弾く事は出来なかった。
 ところで、後になって、動物学の本を読んでいたら、ネコ科の雄は、セックスの時、雌の背中を噛むと言う記述があった。
 この噛んだ刺激で、雌は、その時、排卵をする。
 雌は、背中を噛まれる事で、何か性的刺激を感じるらしい。それが排卵行動に繋がるようだ。条件反射になっているのだろうか。
 思い浮かべると、近所に居た、野良猫の雄達も、やはり、その時は、雌猫に跨がり、その背中を噛んでいたように思う。    
 女性に怒られそうだが、女性も猫も同じ哺乳類だから、要するに、背中の何処かに、性感帯が、確かに存在すると言う事なのだろう。
 そう言えば、子どもの頃、近所で見た、馬も、そうだったような気がする。
 どうやら、青井は、経験上から、その事実を発見したのだろう。
 ただし、男の方が、すごい口臭と、下手な舐め方の場合だと、その結果が保証されないのは、当然の事である。
 念のため、此処に申し添える。


<あの、上州無線さんは、女性を上手く弾きこなせましたか?>
<達人の域には行かなかったね。だから、代わりに、よくマッサージをしてやったよ>
<マッサージを、ですか?>
<だから、魔弾のマッサージ師とは、私の事だよ>


俳句


全身が 楽器と言うのは ほんとかな