上州随筆俳句

 長くアマ無線をやってきましたが、一昨年、電信愛好家のためにパソコンによる電信自動送信装置「CWBOARDKK」を作りました。
 本ブログには、アマ無線の活動及び古稀世代の色々な方面について、感じたままの随筆と俳句が書いてあります。
 

貞操帯

 独占欲というのは、男の深層心理に確実に存在する。恐らく女性にもあると思うが、私は男だから、それは断言出来ない。
 幼児の頃、おもちゃを独占して、他の子には、ひとつも貸さない、と言う程度ならば、独占欲は、微笑ましいことで済んでしまう。
 でも、成長すれば、男の独占欲は、そこに、性的なものが加わり、更に複雑化して、幼児時代のレベルでは、到底、済まなくなる。
 そうして、時には、成長した雄の場合、陰惨な結果を招来することもある。
 雄の独占欲は、主に、雌に対して発揮される。それは、自己の遺伝子を持つものを、優先的に後世に伝えたいという事である。
 ですから、雄ライオンに依る子殺しも、この独占欲が故の現象でしょう。
 この雄の子殺しは、他の動物でも、よく観察されていて、珍しい行動ではありません。
 雄には、他の雄の子どもは、可愛くないらしい、ようです。
 と言うのは、自分の遺伝子を具有していないからでしょう。
 ところが、雌猫の場合、雄とは、かなり違う行動が見られます。
 例えば、親無しの子ども猫を、雌猫の側に置くと、自分の子どもでは無いのに、やがて雌猫に、おっぱいが出て来て、その縁も、ゆかりも無い、親無しの子猫を育てる話は、珍しくないです。
 母性は、実に、慈愛に満ちています。
 この辺の行動は、雄と雌では、随分と違うのですね。
 ところで、森に住む、ムササビという、一見、奇妙な生き物は、セックスの後、膣に蓋をしてしまう。蓋の詳細は、省く。
 そうすれば、他の雄が、セックスしても、子どもは出来ないから、まあ、その雌を独占できるという訳です。 
 それにしても、妙な方法を考えたものだ。いや、実に名案かも知れない。
 人間も、この手法を使えば、あの悪女、喜多嶋舞のようなケースは起きないから、男は安心できるだろう。
 いや、上州無線さん、それは、大甘ですね。人間の女は頭が良いから、さっさっと蓋を取り出して、何処かに捨ててしまいますよ。
 なるほど、そうですか。
 そう言えば、中世のヨーロッパには、貞操帯と言うのがありました。
 長期の戦争に出掛ける夫が、留守中、妻の浮気を封じるために、鍵付きの貞操帯を締めさせたのです。これがあると、女はセックスが出来ない訳です。
 構造は、褌みたいなものです。金属製とか、皮製など、色々あったみたいです。
 中には、ご丁寧に、ギザギザの付いた物もありました。
 チンチンを入れると、痛いから、出来ない訳です。
 さて、工作好きの私なら、更に工夫して、間男がチンチンを入れたら、その瞬間、チョキンと挟んで、切ってしまうような構造にしたかも知れません。
 そう言えば、何時だったか、チョキンされた事件がありましたね、気の毒でした。 
 さて、世の中は、良くしたもので、そうなると、今度は貞操帯の鍵を開ける商売が、大いに繁盛したと言いますから、中世の女も、決して、負けていなかったのですね。  
 と言う事は、女の浮気が沢山あったこと、同時に、夫が留守の女を口説く男が沢山いたこと、を物語っていますね。
 さて、私自身は、女性の意志を制御することは、そもそも、不可能だと思って居ますから、貞操帯ほど、馬鹿らしい歴史的産物は、無いと思って居ます。
 まあ、貞操帯は、如何に男が愚かだったか、と言う物証でしかありません。
 我が老妻にしたって、何も言うことは、聞きませんから、女性の意志を制御するなんて、そんな大それた事、出来る筈は無いのです。
 ここで、ステージのライトが暗くなります。
 独占欲の暗い部分、それは、主に心中や殺人などに於いて、見られることです。
 心中でも、男女合意の上なら、それは、まあ、仕方ないでしょう。
 そうでは無くて、女が、どうしても、男の言う事を聞かない場合、男は、その女を独占する手段として、殺人、または心中を行う訳です。
 好きな女が死ねば、もう永遠に、他の男に取られることは無いからです。
 でも、心中の場合は、男の遺伝子も、生き残りませんから、生き物の本能に反しています。 
 それでも、心中するのは、やはり、心の何処かに、殺人という、後ろめたさがあるのかも知れません。または、天国に行って、一緒になれると、思って居るのでしょうか。
 でも、私に言わせれば、このような心中は、何の価値も無く、タダの殺人です。
 でも、純愛とか、妙な価値肯定がなされる風潮も無くは無いです。
 繰り返しますが、私は、これに何の価値も認めません。
 女性は、男の付属物でもないし、ましてや、おもちゃでは無いですから、その意志を尊重することは、まず基本原理なのです。
 さて、少し前の新聞でしたか、離婚の話し合いで、女性が元夫の部屋に行って、殺された事件がありました。
 もう離婚が、ほぼ決まりかけていたらしいですが、最後の確認という事だったのでしょうか。
 これは、殺された女性を、決して非難する訳では無いですが、それにしても、余りにも無謀すぎました。余りにも、男という存在に対して、無知でした。  
 離婚話になったら、元夫とは言え、決して、個室で、単独で、1対1で会ってはならないのです。
 これは、鉄則中の鉄則です。
 元夫が、貴女と別れたくないと思っていれば、そうして、他に、貴女を独占する手段が無いと分かれば、もう、男のすることは、殺人か心中、しかありません。
 貴女をうんと好きなら、心中するかも。
 でも、うんと好きだったけど、貴女の拒否で、可愛さ余って憎さ百倍の心理で、単なる殺人になるかも、それは、その時の雰囲気でしょうね。
 勿論、全ての男が、そうするとは言いませんが、他に女を確保できないような場合、その確率は、かなり高い筈です。
 だから、うんと裕福な男で、他にも愛人等が沢山いれば、そんな場合は、殺人または心中手段に出ることは無いだろうとは思います。 
 ですから、離婚交渉する場合は、公共の場所で会うとか、ボディガードを付けるとか、いや、弁護士、兄弟、親戚など誰でも、第三者に同席してもらう必要があります。 
 えっ、あんな、弱々しい、グズ男なんか、へっちゃらよ、ですか? 
 駄目ですね、その考えは。 
 貴女は男の真の姿を知らないのです。そんな考えを持っていると、予想したくないですが、何時か、貴女の名前が新聞に載るかも知れませんよ。
 いいですか、男を舐めてはいけません。
 どんな小さな男でも、いざ、闘争となれば、如何なる女にも負けることは無いと思います。と言うのは、男の体は、生まれながらに戦うように出来ているからです。
 私は、女子選手にも、柔道を教えたことがありますが、男女の体力差は、とても比較にすらも、ならないのです。
 さて、上で述べてきたように、男の独占欲には、その深層に於いて、極めて残虐なものが存在しています。
 こんな不要のものは、無い方が良かったのにと思いますが、今となっては、その遺伝子の修正も、除去も無理のようです。
 今更ですが、最初から、天国の神様が、男女に同じ腕力、同じ体力を与えて、最初の人間を作れば、女性は、そう容易には、男に殺されないで済んだ筈です。
 何故、天国の神様は、その様に、男と女をお作りにならなかったのでしょうか。
 この事は、前のブログでも、少し言及しましたね。
 それで、その事を神様に質問しましたら、幾つかの簡単な理由は教えてくれたものの、最も重要な理由については、最高機密だと言って、お喋りの私には、教えてくれませんでした。
 最高機密と称するからには、男女を同じ体格にしなかった、その確たる理由を、神様は保有していることになります。
 それは何なのでしょうか。
 私も、是非、知りたいものです。



俳句


晴れ渡る 秋空寂し 一人立つ