上州随筆俳句

 長くアマ無線をやってきましたが、一昨年、電信愛好家のためにパソコンによる電信自動送信装置「CWBOARDKK」を作りました。
 本ブログには、アマ無線の活動及び古稀世代の色々な方面について、感じたままの随筆と俳句が書いてあります。
 

気分爽快

 昨夜は、夜、街に出掛けるつもりで居たが、そうは行かなかった。
 村田諒太のタイトルマッチを忘れていた。それに、選挙特番もあったから、これは、是非とも、テレビを見ない訳には行かなくなった。
 ボクシングは、昔から好きである。と言うか、柔道も含めて、格闘技は好きなのだ。
 もう、ずっと前、ボクシングファンの方は、鮮明に覚えていると思うが、アリとフォアマンの試合があった。
 その中継は、平日の昼間だったと思う。若かった私は、勤務の空き時間に宿直室のテレビに見入っていたのを思い出す。
 アリは、史上最強の、しかもクレバーなボクサーだった。彼以降、彼を超えるボクサーを見た事はない。
 あの象をも倒すと言われた、ジョージ・フォアマンを巧みな作戦で、打たせるだけ打たせておいて、ラウンド終了近くなると、ロープ際で、突如、反撃した。
 この作戦を何度も繰り返した。 
 やがて、第八ラウンド、チャンスを待っていたとばかりに、アリの五連打、最後の右ストレートがフォアマンの顎を捉え、フォアマンはダウン、試合は終わった。
 さて、村田は、前回、アンフェアなジャッジで判定負けとなった。今回は、ぜひとも勝ってもらいたかった。
 前と同じように戦えば、勝つ筈であるが、そこは勝負、終わるまでは分からない。
 試合が始まった。1ラウンド開始。 
 ところが、アッサン・エンダムは、初めからクリンチばかりして居る。腰が引けている。
 これは、村田に怯えているのかも知れないと思った。
 これでは、勝てる筈が無い。
 柔道だって、逃げ腰になり、姿勢を崩した者は、負けと決まっている。
 案の定、7回でエンダムは棄権した。
 村田の勝利は、嬉しくて、気分も超爽快になった。
 何故、村田が好きかというと、彼の言葉に理知的な響きがある事と、何よりも、いつも明るく笑顔を見せているという事。
 格闘技の選手というと、殊更に、怖い顔、歯を食いしばった表情、無愛想などが、一般的だが、村田は違う。いつも笑顔だ。 
 私は、苦しい環境でも、人間は笑顔こそが、本当の反撃精神の象徴だと思うからだ。
 いかなる困難な状況でも、微笑みを保てる人間こそが、最強だと思うのだ。
 彼の本も、一冊、持っている。本の文章も明るさに満ちている。
 最近では、久々に、良いボクシングの試合を見ました。   
 さてと、選挙特番の方ですが、余り大勢に変化は無かったですね。
 今は、ともかく、北朝鮮のミサイル問題に対処する事が、最も重要課題です。
 日本全土が、北のミサイル射程範囲に入ってしまったのですから。
 話し合いで解決するのが、最善ですが、それは可能なのでしょうか。
 宥和政策も、時により、大誤算を招く事がありますから、日本としては、非常に慎重な判断が必要とされると思います。
 ところで、窓の外を見ると、台風は、既に過ぎ去ったようです。
 もう青空が見えます。まさか、あれは台風の目では無いと思います。
 台風と言うのは上陸すると、途端に、勢力が弱まってしまいます。
 ですから、内陸の群馬に来ても、いつも弱小化してしまうのです。新聞などで、超大型と報じても、今まで心配した事が無いです。
 とは言え、今回の台風で被害を受けた方も、沢山居られると思います。
 一日も早く立ち直れる事を祈念致します。
 更に、私の住んでいる場所は、赤城山麓の緩やかな斜面に在りますので、雨は、いくら降っても、直ぐに下方に流れて行ってしまい、洪水とかになる事は、物理的に、有り得ません。
 2万年前の岩宿遺跡などを見ると、やはり古代人類も高台に住んでいます。
 これは、長い間で身につけた自然災害に対する知恵でしょう。
 お国自慢になりそうなので、この辺で止めます。
 前橋は、今、朝の九時ですが、もう太陽が出て来ました。今日は良い天気になりますね。
 今夜は、ネオンの巷へ散策に行くつもりです。例の葬儀後の気分のバランスを取ると言う訳です。昨夜、行けませんでしたから。 
 えっ? 村田のボクシングで、もう気分爽快になった筈だって?
 それはそうですけど、ボクシングの爽快感と、女性の癒やしは、また別の事です。
 困難で憂鬱な人生に、夢と、生きる希望を男に与えてくれる存在は、賢くて美しい女性を措いて、他にはありません。
 


追記
 今、ふと思い浮かんだのですが、エンダムは、もしかすると、単に、タイトル返上のために、東京に来たのでは無いだろうか、と思いました。
 それは、余りにも、簡単に、試合放棄をしたからです。
 普通は、最後まで、勝ちに拘り、一度か、二度ダウンしてから、試合放棄をするものです。それが、ボクサー魂というものです。
 それと、初回からの闘志に欠けた試合運びも、私に疑念を抱かせました。
 もしかしたら、前回の誤判定に、エンダム自身も、自分の方が負けたと、確信して居たのでは無いでしょうか。
 でも、一度、下された前回の判定を覆す訳には行きませんから、エンダムは、タイトル返上のためだけに、東京にまで来て、直ぐ負ける事にした・・・。
 村田とエンダムは、前回の試合後も、両者は、良い友人関係だと述べていました。
 その辺りも、今回の結果に繋がるものがあるような気がします。
 うーん、穿ち過ぎかな。 


俳句


野分過ぎ 白雲浮かび 空青し