上州随筆俳句

 長くアマ無線をやってきましたが、一昨年、電信愛好家のためにパソコンによる電信自動送信装置「CWBOARDKK」を作りました。
 本ブログには、アマ無線の活動及び古稀世代の色々な方面について、感じたままの随筆と俳句が書いてあります。
 

古代住居

 今朝は、起きてカーテンを開けたら、もう雨。
 確実に、台風が、群馬に接近しているらしい。でも、台風の事は何も心配してない。
 と言うのは、群馬に来る頃には、いつも衰退しているからだ。
 来ても、風が少し強めに吹く位。それは、冬期の北風といい勝負で、何も心配は無い。
 群馬は日本列島の真ん中。ぶ厚い岩盤があるので、地震だって平気。津波も絶対平気。海が無いからです。
 それに、私の家は、赤城山麓の緩い傾斜地にあります。このため、雨が降っても、雨水は、忽ち、前橋市の市街区域に流れて行ってしまいます。
 即ち、溜まる事は無くて、洪水の心配は皆無です。
 前橋市の市街地は、一寸した雨でも、すぐ道路が冠水する場所があります。元は、太古の利根川の川底でしたから、低地で、そこに水が集まってしまうのです。
 冠水の原因は、他にもあります。
 道路や歩道、その他、全てを舗装してしまった事が原因です。地面が水を吸い込まなくなったからです。自動車の走行には、便利ですが、雨水排水には、不向きです。
 何でも、一長一短ですかね。
 此処に、越して来た時、老妻が、街から遠いので、不便だと愚痴をこぼしていましたが、私は、此処なら、全ての災害を避けられると、ひどく安心しました。
 老妻の愚痴は、同時に、男と女は、これほど観点が違うのだと言う事を、私に、明確に教えてくれました。
 よく、女は馬鹿という人が居ますが、そんな事無いです。要するに、考え方の観点が違うだけです。
 さて、古代の人類を見ても、殆どの住居跡は、小高い丘にあります。そうして、そこから、少し離れた所に、水源、即ち、川がありました。
 私の住居は、この古代人類の知恵に、正に、100%合致した場所にあるのです。
 なので、大いに満足しておりますが、唯一、後悔してる点があります。
 それは、住居から30メートル位の所に、巨大な送電塔がある事です。
 何でも、東京山手線の電車に電気を送っているらしいです。高さは、60メートル位ですか。私のアマ無線鉄塔の4倍位はあります。
 ところで、家を建てる時、宅地は、自由に位置を選べました。じゃあ、どうして、好き好んで、こんな鉄塔近くの場所を選んだのか。
 その答えは、実に簡単です。
 家を建てる場所を、事前に、一度も訪れていなかったからです。
 実に、いい加減、不熱心な建築主でした。地図だけで、家を建てる場所を決めてしまったのです。 
 地図を見た時、私が決めた場所の、すぐ近くに、何か丸いマークがありました。
 何かな? とは思ったのですが、大したことでは無いと判断し、気にも留めませんでした。
 今書いていて、初めて、夫婦で土地を見に行った時の事を思い出しました。
 老妻「あそこに鉄塔が見えるけど、まさか、あの近くじゃ無いよね」
  私「大丈夫。鉄塔があると、無線が出来ないから、近くはご免だな」
  歩いていると、どうも鉄塔の方向と我が土地は、同じ方向のようです。
  少しずつ不安が込み上げて来ました。もしかして・・・。
 老妻「あれえ、見てよ。あそこが家の土地でしょ、鉄塔の真ん前じゃ無いの」
  私「うーん、そうだったか」
 この時の絶望感は、何とも表現のしようが無かったです。
 昔から、何かを選んで決める時、それが重要な場合でも、余り、検討せずに、いい加減に決めてしまう性格なのです。
 だから、老妻の時も同じでした。何も検討しなかったのです。
 その結果、以後、何十年も続く〇〇〇毎日となっております。〇〇〇は形容詞です。容易に推察、穴埋め出来ると思います。
 十分、詳細に計画して、家を建てる人は、私から見れば、信じられないほどの天才としか言いようがありません。
 家具の種類から、庭、塀、トイレ、電気器具のメーカーまで・・・、想像を絶します。
 もっとも、私の場合、子細に間取り図など検討しても、お金が無いから、しても無駄、なので、しない方が正解だったのです。
 例えば、イタリアの大理石を選んでも、たった一個しか買えません。それでは、床が出来ません。
 さて、高圧鉄塔があると、何故、困るのか。
 雨が降ると、送電線の高圧がショートして、小さな火花が出るのです。それが、電波となって、私のトランシーバに猛烈な雑音となって入り、結果、受信不能となるのです。
 今、ベランダから外を見たら、雨は、多少、激しくなって来ましたね。下の写真です。
 写真では雨は見えないですね。


 これが憎らしい鉄塔です。あの碍子の所に火花が飛びます。夜だと、見えます。見えてる家は、当方とは関係ありません。

 
 拡大してみます。この高さまで、登って、この碍子を取り付けた人は、大変だったろうなと思います。高所苦手の私には、とても無理です。こんなとこまで登れません。
 一番上にある線は、避雷線です。この線に電気は通ってないです。よく見ると、大きな碍子は付いてないです。在庫少ない知識を出してみました。


 さて、こんな日は、外を歩くと、靴に水が染み込んで来ますので、散歩もする気になりません。なので晴耕雨読です。
 それはともかく、台風が来ますので、全国の皆様、お気を付けて下さい。
 


俳句


秋雨に 空を眺めて 古稀思う