上州随筆俳句

 長くアマ無線をやってきましたが、一昨年、電信愛好家のためにパソコンによる電信自動送信装置「CWBOARDKK」を作りました。
 本ブログには、アマ無線の活動及び古稀世代の色々な方面について、感じたままの随筆と俳句が書いてあります。
 

夜遊び女子高生

 昨夜は八時頃になって、スーパーに買い物に行った。車を走らせると、もう夜風が涼しい事を知った。
 夜は、なるべく運転しないようにしているので、随分と、久しぶりの夜風だった。
 退職して1年目は、運動不足になると思い、とにかく、毎日、走る事に決めた。でも、自宅の近所を走るのは何となく恥ずかしかった。
 近所の暇なおばさん達から、好奇の目で見られるかも知れない。
 それで、夜8時頃から走る事にした。これなら、人目を気にしなくて済む。
 老妻がひどく心配したが、男だし、まだ腕力なら負けない、と言って、夜になると、ジョギングに出掛けた。
 夏になると、夜風が余りにも気持ち良くて、かなりの遠回りをして帰ったものだ。
 私の家は、赤城山麓にあるので、関東平野の夜景が一望出来る。それは神戸の夜景と互角だと思います。
 神戸の夜景は確かに明るかったけど、広さでは私の方がずっと大きい。何しろ、関東平野一望だから。
 誰が言ったのか、知らないが、日本で八番目の夜景だそうだ。
 その綺麗な夜景を眺めながらの疾走は、正に快適であった。時には、立ち止まって、遙か下に広がる街並みを眺めた。
 建物の赤い点滅を見て、どの建物かを推測したりするのも楽しかった。県庁の赤点滅が一番よく見えました。
 7月から8月は花火大会の時期です。
 このジョギングコースから、高崎市、玉村町、伊勢崎市、それと隣県の本庄市、更に遠くの街の打ち上げ花火がよく見えました。
 そんな時は、足を休めて、ゆっくりと花火を見ていた。
 私の家は、標高300メートル位の所にある。だから、少し東に移動すると、東京の高層ビル群が、晴れた冬の日には、はっきりと見える場所がある。距離は100キロだが、実際には、すぐそこにあるように見える。
 眺めからすれば、この辺は、まさにジョギング最適の場所に違いない。
 当時、私がジョギングをしている時、必ず、後から、私を追い越していく若い人が居た。いつも、コンビニ辺りで追い抜いて行ったものだ。大学生だったと思う。
 あの人は、今も走っているのだろうか。
 さて、私は三年ほどで、ジョギングを止めてしまった。
 走るのが嫌になったのではない。
 実は、夜、ジョギングをしていると、山麓で長い坂道だから、幾人かの女子高生が自転車を押して来る。それも、9時近くである。勿論、夜だ。
 毎晩のように、何人かの子と擦れ違った。大抵の子は、自転車を押しながら、片手でスマホの画面を見ていた。そのスマホの明るさで、薄暗い中に、女の白い顔が浮かび上がって見えた。
 こんな遅い時間に下校する女子高生は、間違いなく、町の盛り場で遊んで来たのである。
 要するに、お遊び女子高生だ。昔の言い方なら、尻軽女、不良女子高生。声を掛ければ、すぐにも反応するだろう。
 街灯は遠くにしか無かったから、夜道は薄暗い。すると、不良女子高生と擦れ違う時、妙な気分になるのである。男の本能、雄の本能だと思う。
 何度か、ほんとに話しかけたくなったから、これは危険だと思った。あれこれ悩んだ末、とうとう、ジョギングを止めてしまった。自己制御の自信が無かったのです。
 ここだけの話ですが、実は、薄暗い所で、女性を見ると、男は解放された気分になって、もう駄目なんです。 
 特に、夜道で、女の後ろ姿は、最高に危険。犬では無いが、追跡本能が刺激されて、思わず、追い掛けたくなる。
 あれは、居眠り運転と同じで、その環境に入ったら、もう止めようが無いと思う。
 防止策は、危うきに近寄らず、です。  
 走っていると、八月下旬、道端の草むらから、虫たちが一斉に鳴き出すのも印象的な事でした。もう、うるさいほど鳴いていた。でも、10月の下旬位になると、寒くなって、ピタリと止んでしまいます。
 蛇足だけど、今だって、夜は、あの尻軽女子高生が自転車を押して歩いていると思います。
 まあ、彼女たちは、雄の気持ちが全く分からないから、警戒心も無いんでしょうね。
 夜道で、9時過ぎ、ノースリーブのミニスカートなら、もう絶対ですよ。襲われた方が悪いと思うね。



 


俳句


夜道にて 白き脚見え 横目追い