上州随筆俳句

 長くアマ無線をやってきましたが、一昨年、電信愛好家のためにパソコンによる電信自動送信装置「CWBOARDKK」を作りました。
 本ブログには、アマ無線の活動及び古稀世代の色々な方面について、感じたままの随筆と俳句が書いてあります。
 

日常徒然草<遊郭移転>

 急に、食べ放題に行きたくなった。それで、イオンに行く事にした。巨大なイオンモールは、我が家から車で、20分位の広い郊外にある。
 これが出来てから、高崎の街は一気に買い物客が減少してしまったらしい。
 それはそうだろう。休日ともなると、野球場よりも広い駐車場が、ほぼ一杯になってしまうのだから。
 モール内には、何でもあるから、買い物にはとても便利だ。それに、駐車は全て無料である。街中のデパートだと、こうはいかない。駐車場も狭いし、かつ有料である。
 これでは、初めから勝負あり、である。
 モールはアメリカの商法を日本に持ち込んだものである。車社会は、何処の国でもこうなる運命であった。街の老舗店はすべて、シャッターを下ろしてしまった。
 昔の繁華街が、再び生き返る事は無いだろうと思う。
 我が前橋の地元では、昔の中心街の老舗店が、連合して懸命に挽回を図っているが、もはや、時の流れである。いくら、宣伝しても、車の駐車場が無い所には、行きようが無い。
 それにモールならば、そこだけで用が足りてしまう。無理に、店が分散している不便な旧中心街に行く必要は何処にも無い。それでも、旧中心街に住んでいた人々は、もう死ぬまで、そこを離れる事は出来ないようだ。
 人が故郷を捨てる事は、よほどの事が無いと、出来ないだろう。
 しかし、この世は、万物流転、何でも、全てのものが変化し、また変化しない訳には行かないのである。
 時代の変化に抵抗する者は、愚かである。時代の先を読まなければならない。
 あの江戸時代の華やかな遊郭でさえも、時が経つにつれ、その場所を転々としたではないか。ましてや、店舗、デパートなんぞ、当たり前。いや、話がずれた。
 何処かに行く時、老妻は必ず運転する。運転が好きなのである。元陸上選手だから、車も高速で走らせる。80キロ位で普通に走る。弱ったものだが、もう、その習慣は直りそうも無い。何でも走り出すと、本能的に早く走りたいのだろう。
 アフリカの草原辺りに住むのが、老妻に合って居るのかも知れない。あそこなら、100キロ出しても安全だろうから。 
 さて、イオンの駐車場に着いた。 
 見回してみたが、あの広大な駐車場に、一台の空きも見えなかった。
 こんな事は、今まで一度も無かった事である。すごく混んでいても、何処かに空きはあったものだ。
 そうか、お盆の期間だと、気付いた。送り盆の日で、まだ会社等は休みらしい。
 休日をのんびり過ごすには、広いモールが一番良いと思って、みんな、ここに来たのだろう。
 暫く、車を停めて駐車場の様子を見ていたが、この分では、例え、車を駐車出来たとしても、中に入って、また、店の席を何時間も待つ事になるのでは無いか、と思った。
 賢い老妻もそう思ったらしい。意見が一致。食べ放題を諦めて、イオンモールを出ることにした。折角、来たけど仕方ない。 
 毎日、マヨネーズ御飯しか食べていないので、偶には、違った種類の料理を、衝動的に食べてみたくなる。そこで、食べ放題に行けば、少しずつ、色んな料理が食べられるので、日頃の欲求不満が解消されるのです。
 食べ放題に行くのは、ちゃんとした理由があるのです。その目的が達せられなかったのは、誠に残念でした。
 帰路は、何処でもレストランがあれば、寄ろうと思った。何でもいい。そしたら、回り寿司があったから、そこに入った。客は少なかったです。
 食べ放題ではないが、沢山食べました。15皿とアサリうどん。
 それにしても、お盆の日は、モールは駄目だと分かりました。




俳句


回り寿司 モールから来た 客ばかり