上州随筆俳句

 長くアマ無線をやってきましたが、一昨年、電信愛好家のためにパソコンによる電信自動送信装置「CWBOARDKK」を作りました。
 本ブログには、アマ無線の活動及び古稀世代の色々な方面について、感じたままの随筆と俳句が書いてあります。
 

国際社会



 国際社会は、1970年に発効した核拡散防止条約(NPT)の下で核軍縮を進めてきました。NPTには3つの柱があり、それは、核保有国による核軍縮、核の不拡散、原子力の平和利用です。
それで、今年の7月に国連であらたに採択されたのが、核兵器禁止条約ですが、日本は賛成していません。
 核廃棄を訴え続けていた日本が何故?と言う疑問が残ります。
 でも、色々と調べると、日本は妥当な決断をしたと思います。
 賛成国、反対国は図の通りです。


 さて、日本は23年連続で国連総会第1委員会(軍縮)に、核兵器廃絶決議案を提出していますから、核兵器には明確に反対しているわけです。
 この日本の提案に対して、反応は以下の通りです。
賛成: 167
 反対: 4 (中国,北朝鮮,ロシア,シリア)
棄権 : 17 (ボリビア,キューバ,エクアドル,エジプト,赤道ギニア,フランス,インド,イラン,イスラエル,キルギス,モーリシャス,ミャンマー,ナミビア,パキスタン,韓国,英国,ジンバブエ)
 中国と北朝鮮が反対しています。北朝鮮は分かりますが、中国は日本が提案する事自体が面白く無いのでしょう。
 今度の禁止条約は、非核保有国が中心になっています。やってる事は正しいのですが、国際政治は理念だけでは、決して動きません。
 要するに、戦争反対と叫べば、戦争が無くなると、信じている人達と同じようなものです。
 此処はやはり、現実的に、核保有国も仲間に入れて一緒になって、その中で決議する事が大事でしょう。非核保有国がいくら叫んでも、それは悪くないですが、現実は何も変化しないと思います。
 或いは、ますます核保有国と非核保有国の亀裂が深まる結果を引き起こすかも知れません。それでは何の利点もありません。
 6日の平和記念式典の前の会議で、安倍首相は、何故、賛成しなかったのか、と問われて、「国際社会には色々な考えがある」と、述べたようです。
 これは、安倍首相は、答えようが無いと思います。国際政治の駆け引きは複雑で、国の機密事項に属する部分もあるので、何でも報道に載せて居たら、国際外交は出来なくなってしまうからです。
 秘密だらけというのが、国際外交の現実でしょう。
 日本はスパイ天国と言われるほど、自由な国ですが、やはり、国際政治に関する事をすべて、報道に載せると言うわけには行かないと思います。
 総合的に考えて、安倍首相は、色々な意見があります、と答えたのだと思います。
 日本が反対した公式理由は、岸田外相の説明にあります。

岸田外務大臣会見記録
(平成29年3月28日(火曜日)8時35分 於:官邸エントランスホール
内容は省略します。


 でも、これはあくまで、公式の答弁です。他の理由もあった筈です。言えない部分もあったと思います。
 何でもかんでも、メディアに伝えていたら、一国の政治はやっていけないと思います。 ここは、選挙で選んだ安倍首相に任せるしか無いと思うのです。
 でも、理想を言えば、全世界の全ての国で、すべての秘密が無くなり、何でも話せる国になれば、それは、一番素晴らしい事です。  
 でも、どんな夫婦の間にだって、何かしら、秘密が、ありますよ。ましてや、沢山の人が集まった国に於いて、何も秘密が無い・・・なんて事は有り得ないと思うのですが。


  


俳句


青空に 初秋の香り 漂いて