上州随筆俳句

 長くアマ無線をやってきましたが、一昨年、電信愛好家のためにパソコンによる電信自動送信装置「CWBOARDKK」を作りました。
 本ブログには、アマ無線の活動及び古稀世代の色々な方面について、感じたままの随筆と俳句が書いてあります。
 

駅長


 後妻業って、ご存じですか。言葉自体は、最近らしいですが、随分と昔からあったようです。妾と言う言葉もありますが、後妻業はそれとは、些か違うようです。詳細は省略しますが。
 実は、私も、その職業らしき女性を知っております。その女性は、今、70歳位かなと思います。
 最初、15年位前、高齢男性と一緒に新築の家に来た。2年位で夫が亡くなった。その男性、最初から心臓か何か弱かったみたいです。歩き方がひどくゆっくりしてましたから。
 その後、他の高齢男性が月に、二回位、その女性宅を訪れるようになった。
 気の毒にも片足を引きずってた高齢男性でした。
 推察するに、月一回は実技研修で、後は野菜とか持って来たらしい。まあ、そんなもんでしょう、あの歳だと。
 それで、二年位で、その高齢者さんも亡くなったみたい。80歳超えてる高齢者だから、みんな、早く居なくなっちゃう。
 その後も、多分、その女性、同様のお仕事をおやりになってるんだと思いますが、もう余り見なくなったから、よく知りません。
 さて近年、その後妻業とよく似た、高齢男性に絡む犯罪があって新聞テレビで大きく報道されました。それは五人位の高齢男性に生命保険を掛けて毒殺したと言うものです。
 それで、どんなにモテる女かと、写真見ると、どうして、この女に引っかかるの? と不思議に思うほどの超超ブス女でした。 
 でも、こんなブス女にでも引っかかってしまうのが、孤独の悲しき高齢男性なんです。 大体は、真面目で、若い時代、余り女に相手にされなかったタイプのようです。
 さて、この後妻業ですが、ある意味、当人同士が納得、合意で付き合うのであれば、この交際も有りかな、と私は思います。勿論、犯罪ではないですし。
 人生の最後に大いにモテて、満足して、人生を終わる訳だから、男にしてみれば、悪くは無いでしょう。死ねば金は不要だから、その女に全部位、金やっても惜しくは無い。
 女の方は、言わば、人生の最後に、気の毒な高齢男性を楽しませてやる訳だから、そんな批判されるようなこと、してないと思います。
 ただ勿論、新聞に出てた犯罪みたいに、法律に触れるようなことをしては駄目です。
 最初から金目当てだとか、騙すつもりで付き合ったとか、それに、いくら何でも保険掛けて殺しちゃあ、駄目です。
 それはもう、はっきり犯罪で、それは後妻業と似てる形ですが、決して後妻業では無いですよね。
 だから、まあ、気の毒な高齢男性を面倒見てやろうかな位の、ほんの少しでも愛情がないと、良くないね。
 ずっと、昔、私が子どもの頃のこと。
 長く勤めて退職した国鉄の駅長さんが居た。奥さんは、もう亡くなってました。高額の退職金があったんでしょう。その家へ三味線弾きの50歳位の女が乗り込んだ。そしたら、半年位で、そのオジさん、ある日、突然死してしまいました。
 亡くなった原因、今は、私にも、よーーく、分かります。毎日の、しょっぱい味噌汁と、後は連日のあれだったと思います。
 此処だけの話ですが、ヤリ殺しです。標準語では腹上死ですか。
 近所は、もう連日、その噂ばかりでした。今でも、よく覚えてます。その真面目なオジさんは母の知り合いでした。母も言ってました、オジさん、悪い女に引っかかったと。
 でも、その辺は一寸、難しいな。オジさんが、大いに満足して、それでいいと言うのであれば、他人が、とやかく言うことではないからです。
 それに、実は、腹上死であの世に逝きたい、と言う男は意外と多いんですよ。私はと言えば、心臓は丈夫で血圧は低めなので、腹上死はしたくても出来ないです。えっ、誰も聞いてないって。
 さて高齢男性ですが、江戸時代の貝原益軒さんが言ってるように、あれのやり過ぎは良くないです。何事にも猛烈な努力は必要である・・・これは正しいのですが、事がセックスになると、努力のし過ぎは褒められたことでは無いのです。
 だから、接して漏らさず、で行けば良かった。オジさんは有名な貝原益軒を知らなかったのかな。それは油断でしたね。数年前、メディアで超有名だった横浜の元校長氏は、接して漏らさずの達人だったみたいです。そうでなきゃ、少女12000人は無理です。
 それにしても、後妻業、これからも、あの職業と同じく、廃れることは無いんだと思います。

  
俳句

腹上死 一度で良いよ してみたい (一度で終わりですけどね)