上州随筆俳句

 長くアマ無線をやってきましたが、一昨年、電信愛好家のためにパソコンによる電信自動送信装置「CWBOARDKK」を作りました。
 本ブログには、アマ無線の活動及び古稀世代の色々な方面について、感じたままの随筆と俳句が書いてあります。
 

ラジオ少年の痕跡


 古くなったパソコンと空気清浄機、あとは老妻のトレーニング器具を廃棄業者に持って行ってもらった。トレーニング器具は新品みたいだが、もう使わないので終活である。
 このトレーニング器具を老妻が使っているのを見たのは、買って来た翌日だけだったと思う。買うと、何かもう満足してしまい、使う気が無くなってしまうらしい。
 それで、パソコンはいつもの様に、分解して、ハードディスクだけは確実に外してしまう。あとは、使えるものがないか、仔細に眺める。
 残念だが、今はもう使える部品は殆どない。マイクロチップばかりになってしまっているからだ。電源部とファン位である。これだって、外した所で再生利用出来る機会は、今後、まず無いだろう。それは十分に分かっているのだが、部品外しをしないで、廃品を出すことは出来ないのだ。
 これぞ、ラジオ少年の名残、痕跡と言うべきものに違いない。
 だから、レジ袋に差し込み付きの電源コードが一杯入ったのが、もう三個もある。使うことはないから、私が死んだら、ゴミとして捨てられるだけだ。
 よく分からないが、歳を取ると、何か物が捨てられなくなる。私の母が焼きまんじゅうの串や、プラスチックの容器をそれこそ段ボールに一杯貯めていた。それを見て呆れていたが、いつの間にか、私もそれをやっている訳だ。まあ、ラジオ少年だから、さすがに、焼きまんじゅうの串は貯めないが、似た様なもんである。
 不要品を廃棄してしまうと、部屋の中も広くなり、気持ちが良い。
 最後には、この私もこの部屋から消えてしまうことになる。


      俳句

家の中 全てのものが ゴミである