上州随筆俳句

 長くアマ無線をやってきましたが、一昨年、電信愛好家のためにパソコンによる電信自動送信装置「CWBOARDKK」を作りました。
 本ブログには、アマ無線の活動及び古稀世代の色々な方面について、感じたままの随筆と俳句が書いてあります。
 

顔のシミ取り


 歳を取るにつれて、顔に黒いシミが出て来た。この原因は傷ついた皮膚の部分にメラニン色素が沈着した結果らしい。他にも、様々な要因でシミができるようだ。
 私の顔も、50歳位から小さなシミが目立つようになった。勿論、どうしようもないものなので、気にもしなかった。
 さて、私は高校の時に、色んな事で体をひどく壊してしまった。
 すると、父が、
「お灸をすれば、良くなるかも知れない」と言ったので、試しに自分でお灸をしてみた。すると、お灸をした次の日から、胃の調子は見違えるほど良くなった。日本古来のお灸は、やはり、よく効きました。
 以来、肩こりにもお灸をするようになりました。  
 ただ、お灸の致命的欠点は、皮膚に火傷の跡が残ること。
 大学に入り、プールで泳いでいたら、友達が私の腹を見て、びっくりしたものです。 お灸の跡が丸いモザイクのように腹一面に残っていたから。
 それで嫌になり、お灸は断念した。と言うのも、彼女が欲しかったから。そのお灸の跡が完全に消えたのは、30歳位の時ですか。10年間位は薄くはなりましたが、残っていました。
 さて、還暦になり、退職しました。ある日、ふと鏡を見てたら、顔の黒い大きなシミが見えた。もう随分前からのものです。20年位かも知れません。
 その時、ふっと頭に閃いた。もしかしたら、この黒いシミ、お灸で取れるのではないか。
 もう還暦でしたから、老人の顔の皮膚は青年の時みたいに美しくもなかった。もし、失敗して、シミが取れず、火傷の跡だけが残ったとしても、どうでもいい老人の顔だから、大したことは無いと思った。
 これが、30歳位の若い時であれば、絶対にやらなかったでしょう。
 それで、意を決して実行しました、お灸を。でも、細心の注意を払って、最小量で火傷が残らない位の小さなお灸をしました。老人でも、やはり火傷の跡は嫌ですから。
 すると、周りの皮膚が淡く茶色に変色しました。黒いシミは変化ありません。まあ、失敗しても良いと思ってたので、特に落胆はしなかった。
 翌日も変化無し。数日してもシミに変化無し。ところが、10日ほどしたある日、顔を洗っていて、シミが何か痒いので、ほんの一寸だけ指でこすったら、何と、黒い紙を剥がすように、シミが取れてしまいました。
 跡には、少し白い皮膚が出て来ました。驚きました。まるで手品みたいだった。
 少し白い皮膚は、1週間もすると、周りの皮膚と同じ色になり、もう全く、そこに黒いシミがあったことは嘘のようになりました。
 それから、面白くなって、他の三カ所位もやってみました。
 すると、治り方がシミによって違うことが分かりました。半月で治るのもあれば、中には数ヶ月後に、やっとシミが消えたのもありました。シミにも、深さとか出来た原因とか、色々と異なる成り立ちがあるので、それで治り方も違うようです。
 このシミ取りの欠点は、ただ、熱い事です。お灸に慣れてれば、まあ我慢出来ますが、そうでない人には大変でしょう。無料で直せますが。 
 私は四個取りましたが、その後はしてません。面の皮が薄いせいか、やはり熱いですから。でもまあ、結果的に殆どシミのない顔には満足してます。
 何時でしたか、スーパーで、レジのおばさんの鼻の頭に黒いシミがありました。
 よほど、それはお灸で治るかも知れないですよ、と言いたくなりましたが、失敗したら大変なので、黙っていました。
 恐らく、あの程度であれば、生まれつきの黒いシミは根が深いので駄目ですが、後天的に出来たシミであれば、お灸して一ヶ月もすれば治ると思うのです。まあ、断定的なことは言えませんが。
 私のような男の老人であれば、ダメ元でやる価値はあるかも知れません。でも、すべて自己責任と言うことをお忘れ無く。
 お灸により、いかなる結果を招いても、当方は責任を負うことを拒否します。まるで、コンピュータソフトか、何かの警告みたいになりました。(笑)
 女性の方は、老若問わず、絶対にしないで下さい。
 それと、お灸の火傷跡は、人によって違うのです。体質により、ひどく跡が残る人も居れば、余り残らない人も居るようです。ひどく火傷跡が残る人の場合、このお灸法は意味がないです。
 女性の肌は敏感なので、火傷跡も長く残るのではないかと予想されます。だから、しないでね。
 それにしても、連日の猛暑、これもお灸で何とか出来るといいですね。


      

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顔のシミ 勲章では ありません