上州随筆俳句

 長くアマ無線をやってきましたが、一昨年、電信愛好家のためにパソコンによる電信自動送信装置「CWBOARDKK」を作りました。
 本ブログには、アマ無線の活動及び古稀世代の色々な方面について、感じたままの随筆と俳句が書いてあります。
 

トロイのヘレン

 北朝鮮の兵士が、軍事境界線を突破して、韓国側に亡命した、とのニュースは、なかなかに衝撃的でした。
 境界線には、南北の兵士が常駐して、銃を構えている訳ですから、そう簡単には突破はできない、と、誰しも予想出来ます。
 もし、突破を強行すれば、恐らく、99%、いや、100%、射殺される筈です。
 その境界線に24歳の若者が、突破を挑んだのです。
 いえ、ご安心下さい。
 私は、このブログに政治的なテーマを書くつもりはありません。
 匿名のブログですので、その内容は、コメントも、そうですが、一定の制限を掛けておくのが、常識というものです。
 さて、報道された映像を見ると、軍用車に乗り、70キロ位のスピードで、軍事境界線に向かっています。
 恐らく、車に乗ったまま、境界線を突破しようとしたと思います。
 ところが、車輪が溝に挟まってしまい、車は動かなくなったようです。
 暫くして、若者は、車の外に出て来ます。
 この時の心境は、想像を絶します。
 軍用車が動けなくなれば、もう絶体絶命ですよね。
 でも、この若者は、冷静に判断して、諦めなかったのですね。
 車から降りる姿も映像で、はっきりと確認出来ます。
 そうして、走りに走った姿も。
 思い切り開いた両脚が、一センチでも先に行くぞ、と言う強固な意志を示しています。 数発、報道に依れば、4発程度のようですが、被弾しながらも、懸命に走ったのですね。
 腕や足、骨盤に命中していたようです。それでも、走った、走ったのです。
 しかし、やがて力尽きて、軍事境界線から少し離れた所で倒れたようです。 
 でも、もう、そこは南側でしたので、韓国兵に救出され、若者は、一命を取り留めました。  
 24歳という、人生の全盛期での体力が、彼を救ったのです。
 ところで、この若者に、100%死ぬかも知れない、決死の境界線を突破させたのは、何だったのでしょうか。
 数日後、意識を取り戻した若者は、報道に依れば、病院のベットで、韓国のガールズグループや、その他、韓国の音楽を聴いているとの事。
 また、アメリカ映画は素晴らしいと、言ったそうです。
 それを聞いて、私は、やはり、そう言うことか、と、納得しました。
 政治体制に不満、それも、確かにあるでしょうが、それは、実は、個人的には大したことでは無いと思います。 
 若者が、国境線を突破したのは、やはり、美しい女に逢いたかった、美しい女を抱いてみたかった、と言う事だと思います。
 美しい韓国の女、映画で見たアメリカの金髪女、生きてる内に、彼女たちと会ってみたい、その思いこそが、彼をして、軍事境界線での、必死の疾走に駆り立てたのだと思います。
 でも、まあ、成功して本当に良かったと思います。
 懸念されてますが、これだけ被弾しているので、偽装脱北では無いと思います。 
 脱出に命を掛けた、この若者の人生に幸あれ、と祈りたいです。
 さて、話は変わり、人類の歴史は、ある意味、革命の連続だったと思います。 
 その革命を引き起こす原動力になったものは、やはり、上記のような若者の行動だった、と思います。 
 1789年、フランス国民は、バスティーユの監獄目指して、「俺たちにパンを」と、叫びながら行進したと、歴史家は伝えています。
 有名なフランス革命の勃発です。
 でも、私に言わせれば、歴史家の記述は、些か、不正確です。
「俺たちに、パンと若い女をよこせ!」
 貧困階級の若者達は、恐らく、正しくは、このように大声で叫んでいたと思います。
 パンも女も手に入らなければ、若者は、もう死ぬ気で、革命を起こす事でしょう。
 此処から言える事は、実は、若者の性欲こそが、人類の歴史を推し進めてきたとも言える、と思います。
 若者にとって、食欲と性欲は、大して変わりません。いや、全く同じものかも知れません。
 どちらも不足すれば、若者は、狂気に走る事になるでしょう。
 だから、若い男が、貴女の体を熱心に求めても、それは愛情とは、全く関係ありません。
 単に、性的に空腹だったという事だけです。
 お腹が減れば、どんな不味いものでも、ガツガツと食べますよね。それと同じです。
 不倫の場合は、雰囲気というソースもかかりますので、余計に美味しく思えて、男は、貪欲に求めるものです。
 そうして、何時までも、無料の食糧を確保しておきたいから、貴女に、それなりの贈り物を、愛情の印として、提供するのです。
 一方、女性の方も、その贈り物と、男の性的行為に満足しているんでしょうね。
 かくて、両者が満足してる内は、優雅な不倫が連綿と続く事になります。
 でも、不毛な人生ですから、その一時期、そんな時間があっても、いいんだろうと、私は思ってます。
 ところで、猿の集団でも、芋を洗ったりする、新しい習慣は、全て、若い猿から発生したと言われています。
 若い力こそが、その種に於ける、新しい行動や習慣への推進力になるのは、人間だけでは無さそうです。    
 でも、若者の性欲は、新しいものへの推進力になる一方、悲惨な面もありますね。
 戦争の度に、性的被害者になる女性達です。
 これは、今後も、戦争が起これば、避けられませんね。   
 世界、どの国の軍隊も同じ事です。
 何万年前の、原始の時代、戦争は、他の部族の女や食料が欲しくて、起きましたが、それは、深層心理に置いては、21世紀の、今も同じかも知れません。
 即ち、若者の性欲は、諸刃の剣なのです。
 そうそう、昔見た映画に、トロイのヘレンというのがあった。
 ご年配の方は、もしかしたら、ご記憶かと思う。
 ロッサナ・ポデスタだったかな、美女ヘレンを演じたのは。
 あのトロイ戦争も、実は、一人の女、ヘレンの取り合いで、スパルタとトロイ、両国の間で起きたのです。
 だから、美女一人で、戦争が起きてしまうのですね。
 格言曰く、戦争の陰に女あり、犯罪の陰に女あり、ってことだな。
 へそくりの陰に妻あり、何てのもあったかな。
 ついでに、不倫の陰に醜女あり、ってのも聞いた事があるよ。
<あの、上州無線さん、戦争が起きないようにする対策はありませんか?> 
<無い事は無い。ありますよ> 
<えっ、あるんですか。で、それはどのような方法ですか?>
<世界中の男を全て去勢すれば、戦争は起きなくなるよ>
<でも、それだと、人類が滅亡してしまいますが>
<だから、私だけは、去勢しないのだ。私の精液の中には、数億の精子があるから、私、一人で世界中の女を妊娠させる事が出来るのだよ>



俳句


思想より 女の方が 大切よ