上州随筆俳句

 長くアマ無線をやってきましたが、一昨年、電信愛好家のためにパソコンによる電信自動送信装置「CWBOARDKK」を作りました。
 本ブログには、アマ無線の活動及び古稀世代の色々な方面について、感じたままの随筆と俳句が書いてあります。
 

ベンチから

 最近は、もう月刊誌等を購入する事は無くなった。
 以前は、数冊の月刊誌を本屋に頼んで配達してもらっていた事もある。 
 今、買う場合があるとすれば、どうしても自宅で、ゆっくり読みたいという記事が掲載されてる時のみである。
 それ以外は、近くの、巨大モールにある紀伊國屋書店で、全て立ち読みである。
 この本屋は、お客に座って読んでもらいたいと言う事で、ベンチが幾つか、店内に用意されてるので、実に都合が良い。
 なので、正確には、座り読みという事になる。
 座り読みのメンバーは、大抵、私のような年配者が多いが、若い人も、偶には居る。
 時に、妙齢の女性が隣に座った時は、嬉しくて、本の内容が頭に入らなくなる。
 若い女性から発せられる、麗しき香りに囲まれて、まさに至福の時間となる。 
 もっとも、その女性の方は、私の加齢臭に辟易しているかも知れない。
 いや、朝、生ニンニクの下ろしを食べているから、加齢臭は、十分抑制されている筈である。
 細かい事は省略して、ともあれ、私の隣に来た事は、相当の好意を私に感じた結果に違いない。
 であれば、至近距離の彼女を素直に楽しむのが、適切な行動である。
 さて、ベンチの近くを、時折、女性が通るが、その姿を瞳の端で捉えて、思わず視線を走らせる事がある。
 本を読んでいても、雄としての活動に怠りが無いのは、実に立派な事です。
 ある日、女性を目で追う事には、一定の法則があると、気付いた。
 目で追うのは、以下の条件、①から④のどれかに合致した時のみです。 
 ①若い女性である。
 ②ミニスカート姿である。
 ③膝上、少なくとも10センチ以上である。
 ④ウェストが、はっきりと認められる。
 ⑤肌の露出が膨大である。 
 上記の条件に当てはまるか、どうかを、チラリ見で、瞬時に判定し、当てはまらない場合は、すぐ、本に目を移してしまいます。
 この峻別能力の高速度には、我ながら驚きます。
 でも、ミニスカートに反応して、見たら、かなりの小母さんだったので、途端に、落胆したという場合も、少なくはありません。
 確率は低いですが、①から⑤の全条件に、当てはまる人も居ました。
 そんな場合、読書中でも、ベンチから立ち上がって、本を書棚に返す振りをしながら、その姿が見えなくなるまで、詳細に観察します。
 その内、何度かは、ふらふらと、ついつい、書店から出て、尚も、それとなく追尾した事もありました。
 追跡停止点は、トイレ、衣料品店、食堂でありました。
 春の頃、雄猫が雌猫を追って、自宅を出て、10日間位、行方不明になりますが、どうも、どの動物の雄にも、雌の後をフラフラと付いて行く、習性があるようです。
 美しい女性を見る事は、心身共に、私に、好影響を与えてくれます。また、その機会は、滅多にありませんから、十二分に活用しなくては、と思って居ます。
 本当に、美しい女性は神様です。多くの神様に逢いたいものです。 
 さて、月刊誌は買わないが、愛読の記事は、幾つかある。勿論、立ち読みで済ましている。
 その一つに、ある月刊誌の対談記事がある。私より、少し年齢が上の、お二人が好き放題の事を、政治、経済、国内外の話題について、対談しているものである。
 80歳近い年配の方は、いつも、ご自分の体験に基づいた、具体的な話、自分の思想を話している。
 一方、少し若い人は、これまた、対照的に、ルソー、ケインズ、エドマンド、モーゲンソウ、ポール・ジョンソン、オールドリッジ、エーリヒ等、有名人の言葉を、頻繁に引用する。
 はっきり言って、読んで面白いのは、年配の人の話である。
 極めて具体的だし、分かり易い。何しろ、ご自分の体験だからだ。
 それに対して、若い人は、本の引用ばかりなので、終いには、貴方自身は、どう思っているのですか、と、問いかけたくもなる。
 本を読んで、自らの考えを構築しないのであれば、何のための読書なのでしょうか。
 この対照は、どう言う事で生じているのか、その原因を推測した事がある。
 年配の方は、いわゆる高学歴の人だから、色んな本を読んでいる事は確かである。
 でも、対談で、本の記事を引用する事は、殆ど無い。
 若い人は、まあ、二流の私立大。
 なので、高学歴の相手に負けないように、意図的に有名本を引用して、自説に箔を付けようとして居るのかも知れない。
 でも、それだと、逆に、一層、話がつまらなくなる事に、本人は気づかないのだろうか。
 本を沢山読めば、読むほど馬鹿になるという格言があるが、まさに、この人は、その格言に合致している感じである。
 偉い人の引用などせず、自分の思った通りに、感想を述べれば、それが一番良いと思うのだが。
 とは言え、自分独自の思想を作り出す事は、どんな分野に於いても、なかなか容易な事では無い。
 それで仕方なく、著名人の思想を借りているのかも知れない。
 しかし、それでは、いつまで経っても、独自の思想を持つ事は出来ない。それどころか、読書すればするほど、愚鈍な自分を作る事になってしまいます。
 それは、重々、気をつけねばならない事ですね。
 と言う事で、若い方の話し手に、若干の不満はあるのだけれど、全体的には、面白い記事なので、毎月、読んでいます。
 さて、今日は、どんより曇った空です。
 こう言う日は、もう、かなり寒いので、外の散歩は身体に良くありません。
 それより、暖房が十分に効いたモールの中を歩く方が、古稀青年には、適切というものです。
 昼ご飯を済ませたら、出掛けようと思います。 
 今日は、どんな可愛い子を見かける事が出来るか、実に楽しみです。 
 何しろ、いくら見ても、無料なのが有り難い事です。
 黒い防寒着、白のパンツで行きますので、見かけたら、若い女性の方、よろしくです。 
 なお、ズボンで無いパンツは、グンゼのブリーフタイプです。念のため。 


俳句


本読んで 横目で女 疲れます